「家具を通じて暮らしに寄り添う住空間を提供する」という想いで、若葉家具は家具づくりに取り組んできた。その「家具+家」づくりを実践した住空間が「若葉のいえ」である。
「家具+家」づくりを実践した住空間
家具から家づくりへ……それは間取りに合わせ、住まいにとけこむ収納家具であり、寄り添う生活家具。例えばキッチンの扉とその周辺の収納家具を統一したデザインとすることで、美しいキッチンスペースができあがった。建具の取手や壁掛けも、シンプルで使い勝手のよいものとなるように計画している。
デザインと機能性、素材感と耐久性の具わった「暮らしの道具」として、心地良い住空間を演出している。
寝室のクローゼットは府中家具の伝統である箪笥を壁面にビルトインした。内装は桐で仕上げ、収納力も保存性もしっかりしたクローゼットとなっている。押入れの扉も同じデザインと素材で統一。
ベッドルームのヘッドボードは壁付タイプで、小物を置けるような可動棚を付けている。
- DATA
- ●若葉のいえ
家具デザイン・監修:小泉誠+Koizumi Studio
家具・インフィル製作:若葉家具株式会社
建築設計・施工:有限会社コアハウス
竣工年:2019年 / 所在地:広島県福山市