働く環境と働く本質

職場環境や、室内環境など、働く環境において、木造や木質化など木材が心理的にも、仕事の生産性においても影響を及ぼすことは、多くの人が理解をし実感をする時代になってきたのではないだろうか。
働き方改革の本質は、生産性の向上と、働く気持ちの改革である。家のような職場。働き手や企業のニーズは時代と共に変化している。
ニーズや価値が変化しているからこそ、つくり手も本質を捉えアジャストすることが求められている。
働き手とつくり手が、本質を実現するべく、一緒に考え、アクションすることが大事なのではないだろうか。

家具=家に具わる

家具づくりで大切なこと。
それは「人はその家具を使ってどんな暮らしをしたいか」あるいは「どのように使いたいか」を考えることからはじまる。
『家具=家に具わる』と表現するように、家具は暮らすための生活道具であり、その使い方によって暮らし方も変わっていく。

そんな想いで家具の開発や製作に取り組んでいると、家具そのものの素材感や造り、デザインはもちろんですが、それ以上に家具そのものの使われ方、使い方を考えるようになっていく。それは家具そのものを提案するのではなく、暮らし方を提案するものだと言えるのではないだろうか。