箱物家具メーカーとしてのなりたち

広島県府中市は、古くより家具づくり産地として知られ、特に婚礼家具においては「府中家具」という名称で全国でその名を馳せてきました。若葉家具も、昭和22年に府中市で創業して以来、婚礼家具を中心に家具づくりに取り組み、業績を伸ばしてきました。

平成19年に、アメリカ広葉樹を使った家具ブランド「kitoki(きとき)」を共同設立。自然環境に配慮した誠実な素材を用いて、デザインにこだわった暮らしになじむ家具づくりをスタートしました。現在も同社と土井木工、福岡県大川の井上企画と、家具デザイナーの小泉誠さんとともに協働中です。

箱物家具屋が「脚物家具」に挑戦

創業当時より箪笥など「箱物家具」が同社の製造の中心でしたが、日本人の暮らしから箪笥のニーズが減少していく中で、新しい製品づくりへの挑戦として、小泉誠さんとともに椅子やソファー、テーブルなどの「脚物家具」の製作に取り組み、工場の生産ラインや職人の働く環境そのものを根本から見直しながら、時代のニーズに応える家具づくりを進めています。

家具メーカーが「伝える場」を持つ

平成24年には同社のショールーム1Fを小泉さんの設計で改装し、家具を中心に生活用品なども取り扱うショップとして「暮らしの音 のとこ」をオープン。

「kitoki」としての商品開発や自社のオリジナル商品を販売する場を持つことで製品や商品の良さをお客さまに直接見て感じてもらうことができ、さらにダイレクトな意見を聞くことができるようになりました。ワークショップなどのイベントも開催し、お店を知ってもらうきっかけづくりも積極的に行っています。

家具や生活雑貨、家も含めて「生活のための道具」と捉え、『家具から家の提案ができるようにしていきたい』という強い想いを持って家具づくりに取り組み続けています。

若葉家具株式会社
創業:昭和22年(会社設立:昭和41年5月)
本社:広島県府中市高木町1201-1
   TEL 0847-45-5816
工場:広島県福山市向永谷127-1
ショールーム:広島県府中市高木町1201-1
   TEL 0847-45-5816
URL:https://wakabakagu.com