江戸時代を発祥として、明治期より三重県四日市の地場産業として発展した「四日市萬古焼」。
焼き物の素材となる陶土(とうど)に恵まれた産地ではありませんでしたが、新たな技術開発への取り組みや、造形やデザインへのこだわり、海外メーカーとの流通の開拓など、多くの創意工夫を通して独自のオリジナリティを生み出しています。
270年の歴史の中で常に変化を続けてきたこの「萬古焼」をもっと多くの方へ伝えたい……という想いから、陶芸家の内田鋼一さんがこの美術館を企画。2015年に萬古工業会館の1階に開設しました。